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世界初Boaクロージャーシステム搭載SB3004

CASE STUDY

BtoBからBtoCへチャネルチェンジ!

ー新ジャンルのブーツー

課題

創業90年。ゴム履物の製造から始まり、建築土木のシートやコンテナ、緩衝材等の製造まで行うシバタ工業様は、総合ゴム製品メーカー(B to B)ですが、スタイリッシュなゴム製安全長靴を開発しB to Cチャネルの開拓に乗り出すことになりました。「B to Cを成功させるにはブランディングが必須」。ブランド構築→プロモーションまでワンストップでできる会社をと弊社にご依頼いただきました。1年半かけて製品化し発売日が既に決定しており、GOALまで既に2ヶ月を切っていました。

ブランディングのあらまし

これまでにない製品を市場に出すことは、新たな可能性を探ることです。一体誰がこの製品を買ってくれるのか? B to B、B to C両方の可能性を見ていくことを提案し、営業・技術・開発の各部署から選抜されたメンバーと詳細な分析を行っていきました。まず競合を分析し製品特性を明確にしました。布や皮革の安全靴は、雨の日の屋外作業には不向きです。ゴム長靴はフィット性に乏しいため動きに制約があります。この新製品は、両方の問題点を解決しました。ワイヤーレース式の編上げ構造で、手袋をしたままでも短時間で着脱が行えます。完全防水、公的安全基準も満たしています。「新ジャンルのブーツ」と位置づけました。

B to Bは競合製品からのブランドスイッチのための具体策を練り、B to Cはワークブーツをファッションとして取り入れているユーザーのライフスタイルを分析し、販促案を考えました。戦略立案後には告知用制作を行いました。B to B向けには全国10支店の営業マンに配布してもらうQRコード付の販促カード、製品カタログ、iPad用の販促資料、B to Cに対しては楽天ショップの充実と動画等の提案を行い、「本当に良いものの価値をきちんと伝える」ように心がけました。

グラフィックは、全く新しい製品であることを伝えるために、従来の販促物からイメージを一新することが必要でした。そこで黒を基調にした上質感が伝わる写真と、直感的に理解できるデザイン、訴求力のあるコピーで構成しました。

製品カタログ

ブランディングの成果

発売当初から反響が多く、コニカミノルタ販促情報マガジン「ホンキにさせる販促術」にも取材されブランディングの成功事例として掲載されました。
シバタ工業様は2014年グッドデザイン賞を受賞されました。

シバタ工業様の感想

急がば回れと胆に命じて分析を繰り返した。発売日が先に決まっていたためハラハラしたが、本当に間に合って良かった。嬉しいです。

モノを売る立場の人間は、お客様が買ってくださるきっかけやポイントを意識しておく必要があると実感した。製造業に欠けている視点が何かをブランディングを学んでよくわかった。

ブランドを立ち上げるという全く知らない世界に飛び込み、新しい考え方に接して良い刺激になった。

他社商品をテーブルに並べてメンバーと共に悩み、逡巡した。「誰に対してどんな価値を提供するか」を決めるのが難しかった。オレンジフリーさんに導いていただき無事ゴールインできた。

経営理念は「顧客第一主義」。ブランディングは「顧客視点」だと聞き、改めて顧客第一主義を別の目線で見渡せた価値ある時間でした。

面白かったです。売る努力ではなく売れるシステム作りを目指す。営業にとって本来業務と思っていたことは間違いではないが、ブランディングの進化が売れるモノ作りになるんだと感心しました。

「ブランドはお客様の心の中にある」という言葉を大変新鮮に感じた。SB3004がお客様の心の真ん中に根付くようにしっかりと活動していく。

今までブランドというよりもメーカーのただの1商品という扱いが悔しかった。これからは他のメーカーとは違うと思ってもらえて、ブランドと思ってもらえて、自分も胸張ってこのブランドのデザイナーだと言えるようになれたら良いなと思います。

ブランディングが進むにつれて、今まで曖昧だったことが明確になって、自社ブランドが素晴らしいブランドとして発信していけると確信しました。ブランドイメージをブラさず、自信を持って発信していきます。

  • 代表取締役 : 柴田 充喜
  • 本社.工場 : 〒674-0082明石市魚住町中尾1058
  • 東京支社 ・神戸支社・札幌支店・東北支店・名古屋支店・福岡支店・長崎営業所
  • 沖縄営業所・長崎出張所 海外拠点ドバイ・クアラルンプール・シンガポール
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